500年以上の歴史を誇る『ティエール村』でフランスの名ソムリエ『ギー・ヴィリアス』とナイフビルダーSCIP社の『レオ・サナジェスト』が共同開発した一流のソムリエナイフ。
数々のプロフェッショナルを認めさせ、手指への負担を減らしつつ扱いやすさや美しさを追求した一品。
これまでのソムリエナイフは金属を主に使用していましたが、シャトー・ラギオールは水牛のツノや木材を使用し、使えば使うほど味が出るため、自分だけのソムリエナイフとして存在してくれます。
『シャトー』の名はSCIP社しか使うことができず、類似品はあっても本家の名称はシャトー・ラギオールのみです。
長きに渡る伝統を受け継ぎ、改良を重ねたシャトー・ラギオールは世界で唯一無二のソムリエナイフを作ることに成功しました。
今では『選ばれしプロの象徴』として表現されることも多く、歴代のソムリエチャンピオンがオリジナルモデルを製作しています。
ラギオールナイフは16世紀頃、刃物文化に長けていたフランスの『ティエール村』という場所で作られていました。
ティエール村では様々な刃物関係の技術力が高く、評判も良い村です。そんなティエール村に刃物の技術を学ぶべく『ラギオール村』の住人が訪れるようになります。ラギオール村の住人たちは村も過疎化が進んでおり、自分たちの存亡をかけて故郷を捨てティエール村に拠点を持ちます。命をかけて学んだ技術を村に持ち帰り、自分たちでナイフを作るようになりました。彼らが技術を継承するために尽くした努力は計り知れず、様々な想いが込められた至高のナイフが誕生しました。製造方法は手工芸的製法となっており、80%を職人の手で作られています。現在でも当時の手法を活かして製造されているので1日に製造される数には限りがあります。
そんなティエールで作られたナイフは耐久性も高く、扱っていても手指が疲れることはないと謳われるほどの品質の高さを保っています。
一度使ってしまえば他のナイフには戻れないでしょう。
まさにフランス界を代表するテーブルウェアとなりました。
シャトー・ラギオールは造形も美しいですが、特に特徴的なのは『紋様』です。1つのナイフに細かくデザイン性の高い刻印が施されています。この紋様は『ミツバチ』を表しており、誰もが知っている『皇帝ナポレオン』のマントに飾られていた紋様と同じものを刻印しています。では、なぜ皇帝ナポレオンの紋様がシャトー・ラギオールに飾られるようになったのでしょうか?
その要因は『ラギオール村』にあります。当時、まだ戦争が頻繁に繰り返されていた時代、フランス オーベルニュ地方にあるラギオール村の兵士達は幾度となく闘い、その様を皇帝ナポレオンに高く評価され認めてもらえるほどの存在となりました。
そこでナポレオンはラギオール村の兵士の勇敢さを称え、自身のマントに飾られている『ミツバチの紋様』を兵士たちの刀に飾ることを許します。このことがきっかけとなり、シャトー・ラギオールにもナポレオンの紋様が飾られるようになり現在に至るというわけです。
ナイフの紋様には『勇敢さ』が刻まれており、ラギオール村の熱く強い想いが込められています。この名誉ある出来事は世界中で評価され『名誉の勲章』として取り扱われるようになりました。
シャトー・ラギオールが作られて500年近くたった現在でも当時の技術が継承されており、手工芸的製法により世界に全く同じナイフは存在しません。使い込むたびに自分らしさがナイフにも表現され、愛着が湧く唯一のテーブルウェアと言えるでしょう。
洗練されたデザインや使い心地の良さ、そして当時の想いが込められた道具は多くの人に愛され『世界のシャトー・ラギオール』として評価されています。ワインが好きな愛好家にとっては知らない人はいないブランドであり、フランス料理には欠かせないテーブルウェアとなっています。プロのソムリエがオリジナルナイフを製造するほど質の良いとされるシャトー・ラギオール。まさに『究極のテーブルウェア』と言えるのではないでしょうか?