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メッセージ

​ナポレオンも絶賛!
~ラギオールナイフの歴史~

​愛媛県が誇る陶磁器
~砥部焼~

​『Alliance de la Mer』
~世界で唯一のテーブルウェア~

​皆様は『シャトー・ラギオール』をご存知でしょうか?
知名度は高く、常にナイフ界の頂点に君臨し続けています。
主にフランス料理界やソムリエナイフとして扱われており、
美しい見た目や使い心地の良さに高い評価を得ています。
ティエール伝統の手工芸的製法で作られており、生産数は1日100丁程度しか作ることができません。
細かな部分までこだわって作られたシャトー・ラギオールはデザイン性も高く、
プロのソムリエはもちろん、一般の方もコレクションとして集めるほど人気の高いものとなっています。
そんな『シャトー・ラギオール』には長く深い歴史があります。
ラギオールの文化に触れてみましょう。

​シャトー・ラギオールの魅力

​500年以上の歴史を誇る『ティエール村』でフランスの名ソムリエ『ギー・ヴィリアス』とナイフビルダーSCIP社の『レオ・サナジェスト』が共同開発した一流のソムリエナイフ。
数々のプロフェッショナルを認めさせ、手指への負担を減らしつつ扱いやすさや美しさを追求した一品。
これまでのソムリエナイフは金属を主に使用していましたが、シャトー・ラギオールは水牛のツノや木材を使用し、使えば使うほど味が出るため、自分だけのソムリエナイフとして存在してくれます。
『シャトー』の名はSCIP社しか使うことができず、類似品はあっても本家の名称はシャトー・ラギオールのみです。
長きに渡る伝統を受け継ぎ、改良を重ねたシャトー・ラギオールは世界で唯一無二のソムリエナイフを作ることに成功しました。
今では『選ばれしプロの象徴』として表現されることも多く、歴代のソムリエチャンピオンがオリジナルモデルを製作しています。

​伝統的なソムリエナイフの誕生

ラギオールナイフは16世紀頃、刃物文化に長けていたフランスの『ティエール村』という場所で作られていました。
ティエール村では様々な刃物関係の技術力が高く、評判も良い村です。そんなティエール村に刃物の技術を学ぶべく『ラギオール村』の住人が訪れるようになります。ラギオール村の住人たちは村も過疎化が進んでおり、自分たちの存亡をかけて故郷を捨てティエール村に拠点を持ちます。命をかけて学んだ技術を村に持ち帰り、自分たちでナイフを作るようになりました。彼らが技術を継承するために尽くした努力は計り知れず、様々な想いが込められた至高のナイフが誕生しました。製造方法は手工芸的製法となっており、80%を職人の手で作られています。現在でも当時の手法を活かして製造されているので1日に製造される数には限りがあります。
そんなティエールで作られたナイフは耐久性も高く、扱っていても手指が疲れることはないと謳われるほどの品質の高さを保っています。
一度使ってしまえば他のナイフには戻れないでしょう。
まさにフランス界を代表するテーブルウェアとなりました。

​ナポレオンの紋様

シャトー・ラギオールは造形も美しいですが、特に特徴的なのは『紋様』です。1つのナイフに細かくデザイン性の高い刻印が施されています。この紋様は『ミツバチ』を表しており、誰もが知っている『皇帝ナポレオン』のマントに飾られていた紋様と同じものを刻印しています。では、なぜ皇帝ナポレオンの紋様がシャトー・ラギオールに飾られるようになったのでしょうか?
その要因は『ラギオール村』にあります。当時、まだ戦争が頻繁に繰り返されていた時代、フランス オーベルニュ地方にあるラギオール村の兵士達は幾度となく闘い、その様を皇帝ナポレオンに高く評価され認めてもらえるほどの存在となりました。
そこでナポレオンはラギオール村の兵士の勇敢さを称え、自身のマントに飾られている『ミツバチの紋様』を兵士たちの刀に飾ることを許します。このことがきっかけとなり、シャトー・ラギオールにもナポレオンの紋様が飾られるようになり現在に至るというわけです。
ナイフの紋様には『勇敢さ』が刻まれており、ラギオール村の熱く強い想いが込められています。この名誉ある出来事は世界中で評価され『名誉の勲章』として取り扱われるようになりました。
シャトー・ラギオールが作られて500年近くたった現在でも当時の技術が継承されており、手工芸的製法により世界に全く同じナイフは存在しません。使い込むたびに自分らしさがナイフにも表現され、愛着が湧く唯一のテーブルウェアと言えるでしょう。
洗練されたデザインや使い心地の良さ、そして当時の想いが込められた道具は多くの人に愛され『世界のシャトー・ラギオール』として評価されています。ワインが好きな愛好家にとっては知らない人はいないブランドであり、フランス料理には欠かせないテーブルウェアとなっています。プロのソムリエがオリジナルナイフを製造するほど質の良いとされるシャトー・ラギオール。まさに『究極のテーブルウェア』と言えるのではないでしょうか?
​『砥部焼』とは、
愛媛県伊予郡砥部町で作られる『砥部焼』
江戸時代より作られてきた焼物であり、1976年に正式に『伝統工芸品』として認定されました。
純白の美しい磁肌は『光を通す』と言われており、今では日本を超え世界中で注目されています。
シンプルながらも繊細な作りとなっており、手仕上げの品質の高さや手描きを重視したデザイン性が高く評価されており、実用性がありながらもコレクションとして集める収集家の方も存在するほどに。
自然豊かな土地ならではの砥部焼は限りある資源の中から作られています。

砥部焼の歴史

砥部焼はどのような経緯で作られるようになったのでしょうか?
江戸時代から存在する砥部焼にはたくさんの人物が関わっており、
小さな島国『日本』から世界中へと広がっていくにはどのような過程があったのでしょうか?
時代を遡りながら見てみましょう。

​砥部焼の誕生のきっかけ

​砥部では『伊予砥』と呼ばれる砥石の生産が盛んに行われる地域でした。土地柄もあり、砥石が多くあるこの地域では伊予砥の生産で町の財政を行っていました。しかしながら伊予砥を生産するには砥石を切り出す際にでる『砥石クズ』が大きな問題となっていました。たくさんの量の伊予砥を生産するわけですから、排出される砥石クズの量も膨大です。当時の職人たちはこの砥石クズの処理に追われていました。どうにかできないかと考えているところ、『天草』の方では砥石を磁器にしているという話を耳にします。
そこで立ち上がった砥石問屋の『和泉屋治兵衛』は、砥石クズを再利用して磁器を作れないか?と提案します。当時の大州藩主にとっても砥石クズの問題には悩まされていたのもありますが、その他にも財政難を克服するにはどうすればよいのか考えている時期でもありました。この時代の磁器はとても高価な代物であり、今まで処置に追われていた砥石クズを磁器に変えることができることに驚きを隠せませんでした。そんな和泉屋治兵衛の提案は魅力的なものであり、すぐに生産をするよう計画を立てます。この時藩主であった『加藤泰候』は開発を命じ、『杉野丈助』が苦労の末、磁器を作ることに成功します。
これが1777年の話です。

​砥部焼『淡黄磁』が世界1位に

明治時代になると素焼きの磁器に『型絵』と呼ばれるものを巻きつけて装飾する『型絵付き磁器』が主流になり、生産したほとんどは海外へ輸出されるようになっていました。海外では『伊予ボール』の愛称で呼ばれ、多くの人に愛されるようになりました。明治26年の1893年には『淡黄磁』という普通の白い磁器ではなく、この淡く黄色い磁器が高い評価を得ました。そんな淡黄磁はシカゴ世界博覧会で見事1位を獲得。
このことがきっかけになり、砥部焼は世界中で有名になりました。

​民芸運動と砥部焼

昭和時代になると戦争や不況の影響により、砥部焼を生産する業者や取り扱う問屋が大きく減少してしまいます。技術は継承していましたが以前ほどの勢いはすっかりなくなってしまい、ひっそりと生産をするようになってしまいました。しかしこの時代には『民芸運動』が行われていました。民芸運動とは『手作りの雑器に美を見出す』という運動であり、提唱者の『柳宗悦』『バーナード・リーチ』『濱田庄司』らは、砥部へ訪れた際に初めて砥部焼を目にすることになります。手作りで作られる砥部焼の美しさを認めた柳宗悦らは、絵付けの技術など、磁器作りの技術が向上するよう助言を与えるようになります。この助言を受け、『梅山窯』と呼ばれる最も大きな窯元を主体とし砥部焼は再スタートをきるのです。
この『梅山窯』は現在でも存在し、今でも砥部焼の生産や販売を行っています。

​現在の砥部焼

昭和40年頃には『焼物ブーム』が到来し、砥部焼を求める人が多くなりました。この頃から窯元の数も増加し、生産量もどんどん高くなってきます。そして昭和51年、1976年には『伝統工芸品』として認定されるようになります。また砥部焼の工芸士も技術が高い者たちは『伝統工芸士』と認定され、平成30年、2008年の時点では約4000人以上の工芸士が活躍しています。窯元も全国に100以上存在し、代表的なものを挙げると伝統的な作りのものから個性を出したオリジナリティの高いものまで、さまざまな砥部焼が生まれました。
時代と共に進化を続ける世界の砥部焼と言えるでしょう。
このように砥部焼はもともと『財源難を克服するために』『砥石クズを再利用する為に』
以上の理由から開発されたものです。限りのある砥石の資源を無駄にせず、日用品としても扱えるように改良された『砥部焼』一度は失落してしまったものの、多くの人を魅了し高い評価を得て再び市場に現れるようになりました。
現在でも多くの食卓で利用されており、人気の高さが伺えます。親しみやすく、扱いやすい、そして何より美しい見た目とデザイン性が多くの人を虜にしたのでしょう。
​今回のコレクションは『ラギオール』と『砥部焼』の融合により、フランスと愛媛県の架け橋になりたい
と言う『熱い想い』が産んだ至極の逸品、それこそが『Alliance de la Mer』です。
ワインがある食卓には欠かせない逸品。『Alliance de la Mer』があれば、
その品質の高さや実用性の高さ、
そして何よりと『ロマン』を感じとってもらえるのではないでしょうか?

そんな『Alliance de la Mer』について紹介します。

​『Alliance de la Mer』の由来

​今回のコレクションテーマである『Alliance de la Mer』
名前の由来はフランス語で『海』と『結婚指輪』から名付けられました。
瀬戸内海が誇る広大で美しい『海』、そして『Alliance de la Mer』を通してヨーロッパはもちろん、世界中と愛媛を繋ぐ架け橋となるようなものにしたいという強い想いを込め、『結婚指輪』を『海』の前に付けています。日本と世界の文化交流を行うことで心の豊かさ、そして世界中の幸せを各所に寄付したいと感じており、世界であたたかく優しい気持ちを共有したいと思っています。
海は世界を繋ぐ唯一の存在です。この広い大海原を超えて世界中へ『Alliance de la Mer』を届けられるよう最高の逸品をご用意します。

​『ラギオール』×『砥部焼』のコラボレーション

刀身の部分には世界的に有名な『シャトー・ラギオール』の特殊な原料を使用しており、洗練された美しいデザイン性を持ちながらも硬く丈夫でサビにも強い品質を持っています。また分子Chromも配合されており、衛生的にも安心です。また柄の部分には伝統工芸品である『砥部焼』を採用し、愛媛県の産業技術研究センターの研究指導員と『有名砥部焼作家』さんのデザイン協力などを受け、品質とデザイン性の高いものを作り上げました。砥部焼が見せる手仕上げならではの触り心地とラインの美しさを見せ、手に取るだけで他のナイフとの違いがわかります。
細部までこだわり抜いた実用性の高い代物です。
そんな『ラギオール』と『砥部焼』が相まったテーブルウェアは、まさに『ヨーロッパ』と『日本』が相まった唯一無二の逸品となっています。
あなたの食卓にも是非おひとついかがでしょうか?

​『Alliance de la Mer』の開発経緯

日本ソムリエ協会認定のソムリエ取得後、本場『フランス』で料理の勉強をしつつ、フランス国家資格である
【BTSViticultureOenologie】【ワインの栽培・醸造学】を取得しました。
その後ワインの販売を行うようになり、コロナ禍以前は月に数回程度『ワイン会・セミナー講座』を開くようになりました。
そんな中、私たちはワインを味わう食卓に日本が誇る最高のテーブルウェアを作りたいと強く思うようになりました。そこでワインの販売やセミナーのみならず、自社開発商品に注力していくようになります。実際、どんなテーブルウェアを作るか考えている時に注目したのが『シャトー・ラギオール』でした。シャトー・ラギオールでは希少な原料を使用したテーブルウェアとして有名であり、その名は世界中のワイン愛好家の間に知れ渡っています。

私たちはこのシャトー・ラギオールで扱われている原料を用いながら日本独自の技術を使い、日本製のテーブルウェアを作れないかと考え、新規事業を立ち上げることにしました。
世界のシャトー・ラギオールの希少で特殊な原料を使用した刀身、そして日本独自の砥部焼を元にした柄、どちらも限りある資源であり、希少性の高い逸品となります。

私たちはこの『Alliance de la Mer』に込められた想いとロマンに胸が高まりつつ、使用してくれる方も食卓で胸が踊る瞬間を楽しみにして頂ければと思っています。

『Alliance de la Merの魅力』
今回のコレクション『Alliance de la Mer』この商品にはさまざまな魅力があります。

そんな魅力をご紹介します。

【希少性の高い原料を使用】
まずはなんといっても『希少性が高い』という点です。ラギオールの原料、そして砥部焼の原料となる砥部市で採れる砥石。どちらも自然のものであり、限りある資源です。そんな希少な原料をふんだんに使用し出来上がったテーブルウェアが『Alliance de la Mer』となっております。希少なものを使用しているので価格は少し高価なものとなっていますが、ワイン愛好家の食卓には欠かせない逸品に仕上がっています。

【本場ソムリエが監修するテーブルウェア】
日本のみならず、本場フランスにて国家資格を取得したソムリエが監修したテーブルウェア。
プロの視点により、扱いやすさや芸術性など様々な点を重視しながら制作しています。
世界中のどんなメーカーにも負けないような品質の高さを持っており、胸を張って誇れるテーブルウェアです。日本の素晴らしい技術と世界の技術をミックスさせた全く新しいテーブルウェアとして誕生しました。
【ヨシュアブルー監修の新しい砥部焼】
今回は『JOSHUR BULE』監修の元、瀬戸内海の美しい海と愛媛県伊予市の美しい空をイメージした深い青色の砥部焼を採用しています。約10年の歳月をかけて表現された美しい青色。
瀬戸内海に隣接する伊予の景色が砥部焼に映り込み、見ているだけでも歴史や風景を思い浮かべることができる独自のデザインとなっています。